片思い彼氏scene.教習所
―――…弥生?!』
ハッとする。
えりに電話してた途中だった
『まぁ別に好きになるなとは言わないよ』
「だ、だからそんなんじゃないって…」
私は必死に否定をした。
『次はいつ?』
「あ、明日!えりも?」
『うん一緒だよ。学科受けてから乗るつもり』
「じゃ私も学科受けよ。じゃあえり!また明日ね」
『うん明日ね~♪』
――ピッ
いろんな事を思い出したせいか複雑な気持ちが甦ってきた。
側にあった自動車学校の教本が目に入る。
「……好きなんかじゃないよね…?だって先生は先生だもん…」
私はただそう言い聞かせてた。