片思い彼氏scene.教習所


「先生~!これってどこ走ってるんですか?」


「ん~?この道知らないの?知ってるだろ!」


「ううん…初めて通る」


「…ふーん」


しばらく走ってると大きな橋に差し掛かった。


橋を下り始めると…


「……あっ!」


「ん?」


「先生分かった!ここ家の近く♪」


自宅近くを走ってる事にやっと気付いた。


「…ふーん、そうなんだ」



先生もしかして知っててこの道走らせたの…?



















なわけないか!




「すごい偶然~…♪」


あ、家が見えた!


「ねぇ先っ…」


「ここ50だよ、もうちょっと上げて上げて」


メーター見ると40ちょっとしか出てなかった。


「あっすみません…!」


あ~ぁ過ぎちゃった…



家がどんどん小さくなっていく

すると先生が


「家…住所だとこの辺やろ?」


「え?あっ…もう通り過ぎちゃいましたよ~」


「あ~そう」



残念…言っとけばよかった~!


今度走った時に絶対教えよう♪




って思ったけど今日走ったルートはもう次からは選ばれなかった…。



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