恋人として貴方に最低限にできること
す、好きだよ…?
それでも今じゃなくてもよくね!?
「い、今じゃなくても…よくない?」
「だーめ。言えよ」
「す、…好き……?」
なんで疑問形なんだよ…俺って馬鹿…
「なんで疑問形なんだよ。ばーか」
なに?心読まれた!?
同じこと思ってたのか…
う…嬉しい…
なるべく顔に出さないように心の底で喜んだ。
そうでもしないとまた心を読まれてしまう。
読まれたら読まれたでいいんだけど…
和樹とイチャイチャするの…好きだし…
「和樹…」
「ん、何だ?」
「今日空いてる?」
おう。と一言で返してくる俺の恋人。
そんなんじゃ寂しいじゃんかよ。
…もっと言葉欲しい…
「なに?欲求不満?」
「ち、違うし馬鹿。アホ。」
…今夜は家に帰るなって言われたら。
俺はどーなるかな…。
きっと父さんにヤられるんじゃなくて。
この人と…するんだろうなぁ…
和樹とシたらどんな感じなのかな。
普通に愛している人とのSEXとは、甘くてほろ苦くて。父さんとは違って心地良いのかな。
……。