私の心の中はいつだって真っ黒なのに
私の気持ちと比例して空もどんどん暗くなる。


今日は頼りになるマスターの店は貸し切りで行けないし、制服だからほかの店にも入れない。


どーしよーかな。


あんまり呑気に考えてるとダメなんだけどなー。


『ねぇねぇ、お嬢ちゃん。5万でどう?』



ほら来た。

こうゆうおっさんが。

でもまあ、今日はいいかな?行くとこないし。



『いいよ』


そう言って腕を絡ませる。

隣のおっさんはニタニタ笑ってる。

あー今日はとことんついてないな。


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