私の心の中はいつだって真っ黒なのに
そして私はある場所に向かいながら電話をかける。


プルルルル プルルルル プルル

『なんだ』

『いつもの場所。待ってるから。


来てね?






ミサキ』


そう言って電話を切った。


いつもの場所とはミサキの家の事だ。



ミサキの家にこんなに遅く行ってもいい理由





……それは私とミサキが幼なじみだから。





でもこの事は秘密。



そうしろってミサキが言うから。



どうせ、お姫様に心配かけたくないからでしょ?知ってるよ、そんなの隠してもバレバレだから。





しばらく歩くとミサキの家に着いた。




家の前でミサキを待つ。




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