私の心の中はいつだって真っ黒なのに
知ってるよ?そんな事。

だから行くんじゃん。

白に戻れない私をもっと黒に染めたくて。


『放課後、ここに来るよ』

そう言った私を見てソウは微笑んだ。

『お迎えには僕かマキが行くからね』


『学校の近くのコンビニにしてね?』


『分かったよ』


それからメッセージアプリとメアド、番号を交換して帰った。


また朝が来る。


眩しすぎる光を連れて。


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