それでも僕は君を離さないⅢ
午後は秘書部門の室長から電話があり
社長のスケジュールに添って
取締役がどこまでフォローできるかという内容で諸々の指示を受けた。
それ以外は何事もなく終業時刻となり
樹里は社長室に鍵をかけてコートを羽織った。
ふと気になりスマホの画面を見た。
やはり返信しないことはフェアではないと思い
貴彦のメールをもう一度読んだ。
「貴重な時間かもしれないが昼休みに話せないかな?」
樹里は返信がかなり遅くなってしまったことを謝り
急用だったことだけを送信して帰途に着いた。
社長のスケジュールに添って
取締役がどこまでフォローできるかという内容で諸々の指示を受けた。
それ以外は何事もなく終業時刻となり
樹里は社長室に鍵をかけてコートを羽織った。
ふと気になりスマホの画面を見た。
やはり返信しないことはフェアではないと思い
貴彦のメールをもう一度読んだ。
「貴重な時間かもしれないが昼休みに話せないかな?」
樹里は返信がかなり遅くなってしまったことを謝り
急用だったことだけを送信して帰途に着いた。