短編:Love Letter
二通目
奈々、二通目の手紙です
昨日、僕は君がどんな顔をしてあの手紙を読んだのか、そればかり考えてました
困った顔
笑った顔
すねた顔
泣いた顔
色んな顔を知っているのに、僕はただひとつ、君の幸せな顔だけは知らない事に気付きました
僕には決して向けられない輝くような笑顔
それを向けられるあいつが羨ましくて、憎くてたまらない
前に奈々は僕を綺麗だって言ったよね?
だけど実際の僕はこんなに醜く歪んでるんだよ
奈々のそばにいて、いつだって君を抱きしめたいと思ってる
その髪に触れて、その唇を奪って、君を僕のものにしてしまえたらと、何度も思ってきた
奈々、早く僕に失望してよ
奈々を嫌いになれたらどんなにか楽だろうね
僕に笑って君を見送れるように
早く僕を嫌ってください
昨日、僕は君がどんな顔をしてあの手紙を読んだのか、そればかり考えてました
困った顔
笑った顔
すねた顔
泣いた顔
色んな顔を知っているのに、僕はただひとつ、君の幸せな顔だけは知らない事に気付きました
僕には決して向けられない輝くような笑顔
それを向けられるあいつが羨ましくて、憎くてたまらない
前に奈々は僕を綺麗だって言ったよね?
だけど実際の僕はこんなに醜く歪んでるんだよ
奈々のそばにいて、いつだって君を抱きしめたいと思ってる
その髪に触れて、その唇を奪って、君を僕のものにしてしまえたらと、何度も思ってきた
奈々、早く僕に失望してよ
奈々を嫌いになれたらどんなにか楽だろうね
僕に笑って君を見送れるように
早く僕を嫌ってください