曖昧な私に珈琲を。
episode2
春、終わりと始まりの季節。
確かに今日は入学式だったら始まりかもしれないけれど、2人の大事な人と本当にバラバラになってしまって私は今どん底だった。
私は、2人との距離のとり方が分からなくなり、大学入学を機会に大学の近くで一人暮らしを始めた。
2人がどこの学校に行ったかも分からないけど、少なくとも私が通うことになる学校では一緒じゃないことは他の友達伝でわかっていた。
最初の講義でオリエンテーションを行い、勉強という勉強をせずに家に向かって歩いているとふと、気になる建物を見つけた。
ダークブラウンの木が太く横並びになっていて、屋根がワインレッド。
窓がとても大きく、窓から見えるのはカウンターがあった。
お店なのかな…?
家に帰っても悶々としてしまいそうだと感じた私は思いつきでこの店に入ることにしてみた。
看板を見ると『RoseRose』と書いてある。
金色の取っ手がキラキラ光っていて上品で綺麗だ。
ドアの横には花壇があり、よく出来ているけど恐らく造花だろうと思しきピンクのバラが飾ってあった。
確かに今日は入学式だったら始まりかもしれないけれど、2人の大事な人と本当にバラバラになってしまって私は今どん底だった。
私は、2人との距離のとり方が分からなくなり、大学入学を機会に大学の近くで一人暮らしを始めた。
2人がどこの学校に行ったかも分からないけど、少なくとも私が通うことになる学校では一緒じゃないことは他の友達伝でわかっていた。
最初の講義でオリエンテーションを行い、勉強という勉強をせずに家に向かって歩いているとふと、気になる建物を見つけた。
ダークブラウンの木が太く横並びになっていて、屋根がワインレッド。
窓がとても大きく、窓から見えるのはカウンターがあった。
お店なのかな…?
家に帰っても悶々としてしまいそうだと感じた私は思いつきでこの店に入ることにしてみた。
看板を見ると『RoseRose』と書いてある。
金色の取っ手がキラキラ光っていて上品で綺麗だ。
ドアの横には花壇があり、よく出来ているけど恐らく造花だろうと思しきピンクのバラが飾ってあった。