海岸通り 〜文治と由以香






朝練終わる

校舎の階段、三段飛ばし

飛び込む教室、迎える由以香



「 おつかれ↑ 」 笑顔♪♪



見つめられるたび、文治の心、ピンクハートっ♪




「地球は俺の為にあるかもしれん↑♪」




「なにのろけてんじゃ〜↑」


からかう勇




「早よ告れぇ〜↑」




「まだぁ〜♪ もう少しぃ〜♪」




「 なんで? 」




「だってさ、せっかく由以香が俺に馴れて仲良くしてくれるってのに

いきなり告ってフラれて気まずくはなりたくないやん?」




「一理あるけど、おまえ、年がら年中、由以香に告ってるやん?」




「そう、あんだけ告ってんのに、あいつ超ニブイ↓

全っ然気付かん↓」





「おちょくって告られても女は気付かんもんよ? はっきり言わなっ!」




「少しぐらいは気付いてもよかろ? あいつのニブさに、時々腹ぁ立つ」




「あはは、真面目に真剣に告れ↑」




「うん、近々な?↑」












月一の席替え

文治はズルして必ず由以香の後ろ




「横の席じゃ駄目なんか?」



不思議がる勇…
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