完璧御曹司の秘密
「か、顔をあげてください。
私でよければ、協力します。
あ、でも美味しい物食べれるんですよね?
それで、チャラです。」
というと部長は笑顔をみせてくれた。
「そうと決まれば、服を買いに行くぞ。
仕事終わったら、駅前でまってて。
車で迎えにいくから。」
といって会議室を出ていった。
私はふと、思い返す。
どうして、部長は私みたいな庶民を華やかなパーティに連れて行こうと思ったんだろう。
それがわかったら苦労しないんだよなぁ…と思いながら仕事を片付けに向かった。