完璧御曹司の秘密
3章
答え合わせ
穂香と話してから数日後の定時間近私は仕事に追われていた。
今日は少し残業だなと思いながら仕事をこなす。
大崎くんを含めほとんどの人が定時で帰っていった。
最終的に残っていたのは成瀬部長と私になっていた。
私は仕事が終わったので部長に
「コーヒーでもいかがですか?」
と思い切って声をかけていた。
「いや、いい。
それより、これから時間あるか?」
と真っ直ぐ私の方を見て言う成瀬部長に私ははいとだけ答えた。