完璧御曹司の秘密
3章

答え合わせ


穂香と話してから数日後の定時間近私は仕事に追われていた。

今日は少し残業だなと思いながら仕事をこなす。

大崎くんを含めほとんどの人が定時で帰っていった。

最終的に残っていたのは成瀬部長と私になっていた。

私は仕事が終わったので部長に

「コーヒーでもいかがですか?」

と思い切って声をかけていた。

「いや、いい。
それより、これから時間あるか?」

と真っ直ぐ私の方を見て言う成瀬部長に私ははいとだけ答えた。

< 53 / 65 >

この作品をシェア

pagetop