それでも君は笑っていて




「新衣奈、茅紘、うるさい」





私たちからその2人を剥がすように引き摺ると、私の真隣に来た佐藤くん。





次の瞬間、ふわっとなんの悪びれもなく、私の太ももを枕に寝転がる佐藤くん。






言わば、膝枕状態。





「「ええ!?なになに!2人して!!」」





ますます2人の好奇心のアクセルが急に動き出し、私の目の前であーでもないこーでもないと、興奮気味に話し出した。







私は蚊帳の外。






しかも須東くんも佐藤くんも興味無さそう。






マイペースすぎる…




< 11 / 16 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop