iNG 現在進行形の恋【濃縮版】
「ブンちゃんはハードルが高いのでフミさんでも良いですか?」

「あはは!ハードル高いて面白いこと言うな。エエよエエよ。莉緒ちゃんは引っ込み思案なんやな。でも歳だって同じくらいやろ?」

「はい。二三で一個下です」

「まだ固いな。まぁ少しずつ仲良うなっていこな。莉緒ちゃんの机はウチの隣やしな」

田辺さんは笑いながら机を指差した。
その先には小ぶりのネームプレート。


私達は自分の席に座ることに。


「莉緒ちゃんは一人暮らし馴れてるん?」

「そうですね、慣れてる方かと。田辺さんは初めてですか?」

「そうなんよ~。御飯毎日コンビニ弁当かもしれん……。莉緒ちゃんは料理得意なん?」

「人並みには出来ると想います。コンビニばかりじゃ体に悪いですよ?」

「だよな……」と落ち込むフミさん。
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