iNG 現在進行形の恋【濃縮版】
「あれ?職場の人間とは仲良くするんじゃなかったのか?」

私の後ろからポツリ。

……コイツ、痛いとこばっかついてくる。

私は仕方無く椅子を回転させて男の方を向く。

「そうですね。今日から宜しくお願い致します、カミシマさん」

私が嫌味ったらしく笑顔で言うと突然周りがざわついて。

え?何?

私は周りの反応に辺りを見渡した。


「よしっ!全員揃ってるか?」


目の前の男が突然大きな声で言って奥の扉の前まで歩く。
その後ろを一人の男性が追い掛けるように歩いていく。
そして、

「流石、有望な人材を集めただけあるな。十分前に全員集合とは感心だ。座ったままで良いから、聞いてくれ」


男が仕切り始めた。
その状況に私は嫌な予感しかしない。
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