iNG 現在進行形の恋【濃縮版】
「それでも追い掛けなくても良いのか?」

坂本君は私に言う。

涙は止めどなく溢れる。

「……これ以上踏み込んだら、もっと苦しむ自分が目に見える……。だから、良いの……」


だって四日前に気付いたばかりの気持ちなのに、既にこんなにも傷付いてる自分が居るから……。


私と仁はこうなる運命だったの。


でもね、貴方に恋をしたことは後悔してないよ。

だって私は幸せだったから。

貴方と過ごして、本当に幸せだったから……。
< 535 / 738 >

この作品をシェア

pagetop