iNG 現在進行形の恋【濃縮版】
「この焼酎も安い割りに美味いな」
「でしょー!?」
ナンダカンダでお酒で盛り上がる私と神島仁。
お酒は好き。
でもお金が掛かるし別に沢山飲まなくても満足するから、お酒は休日の前日の夜に缶ビール一本を一週間の御褒美として飲んでいる。
「てゆーか、かなり私達飲んでますよね?」
「莉緒はまだまだいけそうじゃん」
あれからかなり飲んだ。
というか、飲まされた。
初めてこんなに飲んだ。
でもかなり飲まされたが限界が見えない自分が怖い。
今までの飲み会で私について来れる人がいなくて私は限界まで飲んだことが無いのだ。
「……あ!まさかヤマシイ事でも考えてるんじゃ……?」
私は疑いの視線を神島仁に向ける。