iNG 現在進行形の恋【濃縮版】
「はぁ!?キスされたぁ!?」
「フミさん!声が大きいですってば!」
駅を降りて会社までの道のど真ん中で驚きのあまり大声になったフミさん。
私はフミさんにシーッと人差し指を口の前で立てて合図を送る。
私は昨日に続きフミさんに相談していた。
「神島さんは何て?」
「本気って今朝さっき言われました……」
「もう付き合っちゃえば良いんちゃう?」
あっさりと言い放つフミさん。
その言葉に固まる私。
「そんな他人事みたいに簡単に言わないで下さい!」
私は助けを乞うように必死に訴える。
「ウチなら神島さんと付き合ってみるな」
「え」