同居生活始めました。
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バイトが終わり、いつもの帰り道を歩いていた。


「ねぇ、君1人なの?」


聞こえてきたのは、よくあるナンパのセリフ

目をやると、1人の女がナンパされていた。

あ~あ・・・ここ治安良くねぇのに。
1人で歩いたら危ないだろ・・・。


突っ立って見ていると、明らかに嫌がる女。
それに・・・体調も悪そう・・・。

チッ・・・。
見てしまったものは仕方ないので、男達に近づく。


・・・・・・え?
近づいていくうちにはっきり見えてくる女の顔。
コイツ・・・平田桃・・・?
男に掴まれている女は朝の女にそっくりだった。


そして、平田と繋がれている男の手首をチョップした。


俺の行動に男はすごい形相をしていたが、構わず俺は平田に声をかける。


「お前・・・何してんの?」

「・・・蓮さん・・・」



俺の名前を呟くと平田は前のめりに倒れた。
反射で手を伸ばすと、ギリギリ地面に頭をぶつけないですんだ。


「おい・・・平田?おい!しっかりしろ!」

声をかけても一向に返事がない。

くそっ・・・。
早く家に連れて帰らねぇと・・・。



「お、俺ら知らねぇし・・・!!」

「じゃ、じゃあ・・・!」


男達は平田が倒れたのを見て、焦ったのかそそくさと逃げていった。


あ~、めんどくせぇ・・・!!

とりあえず平田をおんぶし、転がっている食材を拾う。

今日はついてねぇな・・・。


イライラしながらも家にたどり着き、平田をベッドで寝かせた。




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