同居生活始めました。
~said桃~
「ん・・・・・・?」
目を開けて見ると知らない天井。
ぇ、えっ?
ここどこ?
ゆっくりと頭を働かせる・・・。
キョロキョロと辺りを見渡すと、私の荷物が置いてあった。
誰かが運んでくれたのかな・・・。
初日から迷惑かけちゃった。
私がへこんでいると、部屋のドアが開いた。
「桃ちゃん、具合は大丈夫?」
入ってきたのは陸。
私を心配そうな顔で見てくる。
「あ・・・大丈夫です・・・。」
そうだ・・・。
私、意識を失っちゃったんだ・・・!
「蓮もビックリしてたよ」
そう言ってクスクスと笑った。
やっぱり、さっき助けてくれたの蓮さんなんだ。
蓮さんにお礼を言わなきゃ。
「色々決めたいことあるから、リビングに来てもらっても大丈夫かな?」
「すぐ行きます・・・!」
私たちは1階のリビングへと降りた。