私の失恋の行き着く先は…No.2
決心
どうやって一人暮らしするアパートに帰ったのかは覚えていない。
気がついた時には私はソファーに座っていた。
やはりショックだったのだろうか。
まぁ、約5年付き合ったのだから。
付き合っていることを大っぴらにしていたわけではないが、社内恋愛しかも同期。
他の同期は私たちの関係を知っている。
男の所属する営業部の何人かもおそらく知っているはず。
社内恋愛は別れた時が厄介だ。
そう言っていたのは、これまた同期で私の親友。
バッグからスマホを取り出して、親友に電話をかけた。