私の失恋の行き着く先は…No.2
「新居は多分マンションだな。今何件かピックアップしてるから、後で一緒に見よう」
「うん」
さすが、仕事の出来る男は段取りが早い。
「それと子どもの件は俺が頑張るから心配無用だ」
「な、なに言っちゃってるの!?」
バシッと腕を叩いて、顔を両手で隠した。
「それは今から存分にわからせてやる。浅沼がどれだけ可愛いかってこともな」
「はい!?」
驚いた瞬間、私は仙道くんにいわゆるお姫様抱っこされていた。
「ちょっと怖いよ!降ろして!」
「大丈夫だ。しっかり掴まっとけ」
そうして連れてこられたのは寝室。
ゆっくりベッドに降ろされて組み敷かれた。