私の失恋の行き着く先は…No.2


「二人で見つめ合っちゃって、お熱いこと」

「奏子に男を紹介しようとしてたのは、どこのどいつだよ」

「はいはーい、私でーす。真面目そうに見せかけといて、実は肉食男子の仙道くんがヘタレだから」

「はぁ!?誰がヘタレだ!」

「さっさとあんな男から奏子を奪っとけば、奏子はもっと早く幸せになれたのよ」

「俺は断じてヘタレじゃない!一途なんだ!」

「そんなこと、同期みんな知ってるわよ」

有紗ちゃんと仙道くんの迫力が凄すぎて、私と他の同期たちはただ黙ってそのやり取りを見守っていた。

でも、あれれ?

同期みんな知ってるって、ちょっと待って。

< 25 / 28 >

この作品をシェア

pagetop