私の失恋の行き着く先は…No.2
「二人で見つめ合っちゃって、お熱いこと」
「奏子に男を紹介しようとしてたのは、どこのどいつだよ」
「はいはーい、私でーす。真面目そうに見せかけといて、実は肉食男子の仙道くんがヘタレだから」
「はぁ!?誰がヘタレだ!」
「さっさとあんな男から奏子を奪っとけば、奏子はもっと早く幸せになれたのよ」
「俺は断じてヘタレじゃない!一途なんだ!」
「そんなこと、同期みんな知ってるわよ」
有紗ちゃんと仙道くんの迫力が凄すぎて、私と他の同期たちはただ黙ってそのやり取りを見守っていた。
でも、あれれ?
同期みんな知ってるって、ちょっと待って。