過去があるから今がある
麟華は階段まで行き、

その様子をみていた。

「あんたも麟華と同じだ!!あんたみたいなくずはこの家にいらないんだよ!!」

泣いている聖奈を母親は蹴った。

麟華は階段をかけ降りて聖奈の前にたった。

「聖奈をいじめんな!」

麟華は聖奈にも嫌われ小さな意地悪をされていたが、

暴力をされる辛さや痛みをわかっていたため、

その場を見ていることはできなかった。



その数ヶ月後には聖奈はこの家にいなかった。
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