一途な溺愛プリンスはベールアップを譲れない
麻生 流司(あそう りゅうじ)。
かつては結婚を意識して付き合っていた、元・交際相手だ。
私は『元』と強調するが、彼はまだ、別れたことを納得してくれていない。
付き合っていた頃は自慢の彼氏だった。
1日何時間一緒にいても足りなくて、次に会える日が待ち遠しくて。
大好きでしょうがなかった。
彼もきっと、そう思ってくれていた。
――いや、今も。
私のことを、『愛している』のだと彼は言う。
かつては結婚を意識して付き合っていた、元・交際相手だ。
私は『元』と強調するが、彼はまだ、別れたことを納得してくれていない。
付き合っていた頃は自慢の彼氏だった。
1日何時間一緒にいても足りなくて、次に会える日が待ち遠しくて。
大好きでしょうがなかった。
彼もきっと、そう思ってくれていた。
――いや、今も。
私のことを、『愛している』のだと彼は言う。