一途な溺愛プリンスはベールアップを譲れない
 ゲストのテーブルも一通りまわり、少し落ち着いてきた頃。

 古い顔馴染みのウェディングプランナーで今回の仕事の依頼人から、休憩を指示された。

 今回の仕事は、ゲストの数もかなりの人数になるため、私が知っている限りカメラマンは3人体制で動いている。

 普段はだいたい1人で動いているため、長丁場の現場でも休憩をとれることは少ない。

 休憩をもらえるだけでも有難いのに、その上、バイキング形式で並んでいる料理を私も自由に食べていいとのこと。なんとも太っ腹だ。


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