一途な溺愛プリンスはベールアップを譲れない
 薄いカーテンから差し込む光が、朝の訪れを告げている。

 今日も何事もなく1日が始まった。


 何を忘れてしまっているのか。

 忘れてしまったものは、自分自身でもわからない。




 これは


 私の過去を知っているらしい


 憧れの王子様と


 抜け落ちた記憶を取り戻す物語――――



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