moon~満ちる日舞う少女~【下】
〜修也side〜
ーガコンっー
靴箱を靴をいれながら俺はため息をついた。
はぁ。…今日も学校憂鬱だ。…特に昨日は香月と色々あったからな。……美月が階段から落ちて…いや、落とされて…香月が月龍を抜けるって言って……
「おい、あれ…」
靴箱で2、3人の男子が外を指さしていた。俺もなんだろうときになったので外をみた。
そこには美月と、黄平の…馬村がいた。
美月が月龍から黄平に乗り換えたっていうのは今や全校生徒が知っている噂だ。…が、今はあまりそういう風に聞かない。…美月の噂は男好きへと変わっていったからだ。
修「…美月…っ」