moon~満ちる日舞う少女~【下】
亮「美月さんはどうするんですか」
はしゃいでいた空気の中、亮がそういうとみんなは私を見た。
誰も何も言わないけど私に目で訴えてくる。
戻ってきて、と。
美「みんなは……どうしてそこまで私にこだわるの?」
1度姫にしたから?この学校で一般人の女子が私しかいないから?私がみんなを怖がらないから?
修「そんなの…決まってる」
次の修也の言葉に、私は目を見開いた。
だってそんなこと言われると思いもしなかったんだもん。…
『俺はお前を仲間と思っているからだ』