moon~満ちる日舞う少女~【下】
?「へぇ〜。じゃあそっちはどうなの?」
巫「そっち?」
?「舞月さんはっ」
やっぱりこいつは私が舞月だと気づいていた。
美「ははっ」
私は私はすぐそばにあったペットボトルの水を顔にかけて、メイクを落とし、フードと一緒に桂もはずした。
巫「…舞月…?!」
いつもの舞月ようのメイクはしてないけど、わかるみたいね。
美「よくわかったな」
?「そりゃぁ、あの動きみてればな〜っ。他の奴とは格別。存在感がある」
美「へぇ。で、あんたは?」
?「十文字明智(ジュウモンジアケチ)」
美「あーなるほど。あんたがねぇ」
馬「誰?」
仕「十文字組。…十文字明智だ」
馬「…十文字組?」
明「…そうだ。俺は若頭、明智。……まさか、こんなところで舞月に会えるとはな」
仕「…若頭って確か…」
明「若頭は変わったんだ。…俺が、十文字組を大きくする。……その手始めに、黄平を潰す」
黄平を潰しきたのか。