moon~満ちる日舞う少女~【下】
美「はぁ…」
やっと、下駄箱に来たと思えば。まためんどうなことに。
「…お前が大鳥美月だなっ」
知らない男子高生。
美「そうだけど」
「お前っ、月龍を裏切ったって本当なのか?!」
美「本当だけど」
何回この会話しないといけないの?
「修也さんたち裏切ってタダですむと思うなよ!!!」
そういって、知らない男子高生は去っていったがギャラリーが増えていた。
っていうか、お前に何が出来るんだよ。
クスッと笑うと、周りからは睨まれる。だけど気にしない。だってそんなの怖くもないともないもん。
美「あはは…」
案外楽しくなりそう。…そう思った私は狂っているかもしれない。