moon~満ちる日舞う少女~【下】






〜修也side〜



ったく、危ねぇ危ねぇ。


俺はバスを降りながらそう思った。


…勝のやつ、「付き合ってるの?」なんて聞いて俺が無傷でいられるとでも思ってんのかよぉ!…でも、2人は休日も会ってるって聞いて相当なダメージくらったからな…

……本当、香月と美月は仲がいい。…俺が入る隙間なんてないくらい…。

香月が月龍に入って、全然女に興味なかったから気にしてなかったけど…ずっと前から付き合ってたんだろうか?



勝「修也、まだわかんないよっ」



笑顔で励ましてくれる勝に「そうだな」と気持ちを切り替える。



香「おーい!修也〜勝〜おせーぞーーー!」



もし、本当に付き合ってたとして…俺が入れないほど、ラブラブで……すごい悔しい。けど相手が香月なら仕方ないなって思う。



修「ああ!今行くーーー!」



だから今はまだ、実際どうなのかは聞かないでおこう。












< 303 / 395 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop