moon~満ちる日舞う少女~【下】
〜美月side〜
美「…げっ」
総「失礼なやつだな」
座る席は、空港で機会に通す時にもらった紙に書いてあるところだ。…で、私は宮野の横らしい。
私たちは1番奥の席で、端っこ。…コソコソと話せば聞こえないくらい周りは賑やかだ。
総「お前にいいことを教えてやろう」
美「は?」
総「この飛行機、機器を使っても大丈夫なんだぜ!」
美「……知ってるけど、それが何?」
総「知ってたのか?!」
美「うん」
総「そうか。…それでだな、ここにパソコンがある」
美「…」
何が言いたいかさっぱりわかんねぇ。
総「調べればいいんじゃねぇか?帝王ってのを」
美「っ!…宮野冴えてる!…あったまい〜!」
総「ははっ、だろう?」
美「まぁ冗談だけどね〜」
私はとなりでギャーギャー言ってる宮野からパソコンを借り(奪い取り)…カタカタと調べ始めた。