moon~満ちる日舞う少女~【下】









勝「わぁあ!!!…ここなんていう場所ー?!!」


香「俺に聞かれてもわかんねぇー!」


修「確か、金寺だぜ!!!」


美「金閣寺だよ!!!」



ツッコミをいれると3人は「ナイスツッコミ!」と言った。…けど、ツッコミたくてつっこんだんじゃないんだけど!!



修「…あれ、本当に金でできてんのか?」



美「そうじゃない?」



修「へぇ、すげぇな」



20分程度、金閣寺にいたあと、バスにのり次の場所に向かった。



勝「美月ちゃーん!ここどこ?!」


美「嵐山だよっ」



香「…あ、美月みてみろよ!このキーホルダー!!」


美「あ、いいじゃん!」



修「美月、みてみろよ!!これっ」


美「…おぉぉぉ!!」


修「…これ、買ってくる!」


美「え?!だってこれ…」



女物の髪飾り…。…月のマークと周りにキラキラのラメがついたもの。



修「ほらっ」


美「わっ…。…え、私に?」


修「おう!」


美「でもなんで…」


修「美月にはいろいろ助けてもらってるしな!」


ニカッと笑う修也をみたら、返せなくなった。私は「ありがとう」と素直に受け取って、カバンにしまった。


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