moon~満ちる日舞う少女~【下】
【帰着…部屋の前にて】
……どうにも嫌な予感がしてならない。
ーガチャー(←扉開ける)
巫女「おっつー!……遅かったね〜」
ーガチャー(←扉閉める)
ふぅ。……なんだか、変なもの見た気がするけど多分気のせいだよね?
ーガチャー
巫女「なぁにしてんの?…早く入ってきなよ」
美「……んで、私の部屋にいるんだぁぁ!!!」
巫女「いいじゃない」
美「ココ最近ずっと巫女が部屋にいてよく眠れた気がしないんだけどぉ?!!」
巫女「気にしないでぇ〜。それよりも、どうだったのぉ?」
美「へ?」
巫女「ふっふん〜。見ちゃったよ〜美月が男3人に囲まれてるの。……あれが伝説の世代ねぇ」
あれ。話したっけか?……いや、話したな…。昨日部屋で。
美「よくわかったね」
巫女「そりゃぁ美月って言われてればね。男装するって聞いてたから多分そうかなって。……けど月龍の人に見られてもあれは気づかないと思うよ。瑞樹……とか、男でもいるしね」