moon~満ちる日舞う少女~【下】
美「んー、まぁそうなるね」
南「俺はこれからどう行動したらええ?」
美「私は夜舞とは関係っていうことになってるし、ここで南と接触すれば夜舞の姫になったって誤解される。私はいちおう、仕草達に協力してもらってるから、あまり夜舞とは近づかないようにする」
南「なるほどなぁ。…じゃあ俺はあまり美月に近づかん方がええってことやろ?」
美「そう」
南「………さっきみたいなの見てもか?」
さっき?…あぁ……。靴箱の…。
美「うん。私は平気だから。」
南「…それが総長の…意志なんやな?」
美「うん」
南「わかった。…俺は美月に近づかん。…でもどうしても助けが必要になったら俺を呼べ。誰よりも早く駆けつけるから」
美「ありがと」
そして私たちは最後に笑顔で空き教室をでた。