moon~満ちる日舞う少女~【下】
他にもみんなからはお礼を言われて、話し込んでいたら1時間立っていた。やばいやばいと思いながら上に上がると、南と真田と真輝がいて、奈津と譲はいなかった。
美「あれ?残りは?」
真輝「なんか、奈津達のクラスのやつらで色々あって残されてる感じだったよな?」
真田「ああ。……奈津と譲同じクラスで、抜けられなさそうでした」
まぁ、族って言っても他の不良とは違って、そういうところはちゃんとしてんだよなぁ。
ーガチャー
奈「あ、美月もう来てたのか」
美「うんおつかれー!」
噂をすればとはこの事だな。
美「よし!みんなそろったね。…じゃあ会議を始めるよ」
幹部、副総長、総長が集まって、話し合いをすることを私たちは会議と言っている。
美「えーっ、議題は帝王について!…今上がってる情報をせいかくにおしえて」
奈津「この前も言った通り、出来て2ヶ月ほどの族だ。…そして、いろんな族を倒し19位まで登った。」
何度聞いても異常だな。
真輝「…そして、これは昨日あがった情報なんだけど、帝王は誰でも入れるわけじゃないらしい」
美「そうなの?なんか条件が?」
真輝「多分な。…その条件まではわかんねぇけど、一応わかってるメンバーの名前を紙に書いてみた。写真があるやつも。」
南「…なぁんか、この人の名前聞いたことある気ぃするんなけどなぁ…」
美「そうなの?」
譲「俺は、こっちの人、写真…どっかで見たと思うけど…」