moon~満ちる日舞う少女~【下】







南「はぁ、結局、帝王についてはあんまりわからへってことか〜」


私たちはカフェからでて倉庫へ歩き出していた。



美「そうだね。…なにもないといいんだけどな……」



南「そやな〜」



美「……ごめん!!やっぱり南先もどってて!」



南「え、ちょっ美月ーーーー?!!」






やっぱりなんだか不安だ。…一応家(マンションじゃない方)に帰ろう。…香月に伝えないとっ!!




?「舞月さん、ですね?」


ードクンッー



後ろからの声。…振り返るとそこにはメガネをかけた白スーツのスラットした男がたっていた。その男は左手にメモ帳みたいなものをもっている。



美「……そうだけど」



?「お目にかかれて光栄です」



美「…お前、帝王の人間か」



?「!!…ははっ…さすがです。…でもなぜおわかりに?」



美「雰囲気が…な」



異様な空気。



市「そうですか。…一応自己紹介をしておきますね。…私は帝王の副総長…市川徹と申します」


そういいながら、45度頭をさげた。



美「…帝王の目的はトップか?」



市「そうです」



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