moon~満ちる日舞う少女~【下】
これから
帝王との戦いから1週間がたった。
私は未だ学校へは行ってない。…夜舞のメンバーみんなか回復するまでは、そう思っていたからだ。…だけどみんなすごい回復力で「総長の手をわずらわせるわけにはいきませんっ!」とか言ってる。
別に何もしてないのになぁなんて思ったりもしたけど、今ではもうすっかり元気みたいだ。
なので、今日は昼から学校に行こうと思っている。…もちろん、奈津たちも連れて。
南「おおー!懐かしい気がする~。な、美月」
美「確かに」
譲「体育祭では来たけど、中はいんのは初めてだよな!」
真輝「意外と校舎綺麗なんだァー!」
美「どんなの想像してたのよ…」
真輝「落書きたくさんー!」
譲「人の髪の毛とか歯とか落ちてんのかなーとかな!!」
こっわ!…なにそのホラーみたいな学校は。
真田「んなわけねぇじゃん」
真輝・譲「「えぇー?!」」
奈津「お前ら、とっとと歩けよ」
奈津がため息混じりに言うと2人は「はぁい」ととぼとぼ歩いた。
今は授業中なので今歩いている廊下には誰もいない。…まぁ、普段からあまり使われない廊下道を通ってるけど。
ーコンコンー
ーガチャー