moon~満ちる日舞う少女~【下】
~修也side~
いざ目の前に舞月がいると思うとすっげぇ緊張する。…だってずっと憧れてきた人だから。
それに、トップの夜舞。
そのメンバーも格が違う。オーラが違う。
それにすごく仲が良くて、楽しそう。美月はこんなふうにいつもこの中に居たんだなって思う。
修「あ、俺は…湊田修也…です。総長の…」
そういうとまた南に笑われた。
陸「俺は副総長の、氷雨陸。…よろしく」
さすが陸、落ち着いてる。
勝「俺は、如月勝です。…月龍の専属ハッカーです」
真輝「え?!コールドって君のこと?!」
瀬戸山真輝……さんが身を乗り出して勝に近づいた。
勝「う、うん…」
真輝「そっかぁ!…あとでじっくり話聞かせてねっ」
順「久山順太郎っす!…よろしく!」
譲「おー!お前なかなかいい動きしてたやつっ!」
順「そっちもなかなかだったッス!」
そいやぁこいつら、戦いの時ダンス踊ってたような…?…気のせいか?
亮「僕は、河島亮です。よろしくお願いします」
真輝「あーあの観察眼のすごいっていう…」
やっぱりそういう情報は知ってたのか…。
えー、次は…
香「……川見…香月」
そいえば、今日朝から香月の元気がない気がする。…もしかして、戦いの時途中で離脱したの気にしてんのかな…
譲「あ!!こいつが美月のっ…」
奈「譲」
譲「うおっと!…すまん」
美月の?…美月のなんだ?……こ、恋人…とか?