moon~満ちる日舞う少女~【下】
美「私が辛そうに見える?」
総「見えねぇな」
美「でしょ?だから宮野はべつに何もしなくて良いからね。…じゃー待たせてるんでさようなら先生」
総「ッチ。…気をつけて帰れよ大鳥」
私はドアを締める前に右手でひらひらとしたあと、急いで校門へ向かった。
美「ごめんっ!」
馬「おっすー!!」
美「あれ?今日仕草じゃないんだ?」
馬「俺が行きたいって言って、無理やり来ました!…なんてったってお迎えですよ?舞つ…ゴフッ」
私は思いっきり馬村の口を抑えた。
美「それは言うなって聞かなかった?(ニコォ」
馬「き、聞きましたァ!!」
ならばよし。