私の失恋の行き着く先は…No.3
何度かメールのやり取りをして、ちょうど1週間後の日曜日に会った。
きちんとした身なりで、某大手総合商社に勤務するエリートサラリーマン。
そんな彼に会って数分後に告白された。
『結婚を前提に付き合っていただけませんか?』
『は!?』
『実は一目惚れしてしまいまして』
『……』
この時、私は少し疑った。
とても一目惚れされるような容姿でないことは、私が一番よくわかっている。
『えーっと、友達からでよければ…』
柔らかい雰囲気でレディファースト。
疑いつつも、恋愛初心者の私は少しずつ彼に惹かれ始めていた。