僕の妻は理解不能
太陽
旅館から出ると夜景よりもよく見える景色が広がっていた。
今日はひまわり畑へ連れて行く。
ここからタクシーで20分程度の場所
風車もあって、夕方にはマンションに帰れる予定だ。
「恭也さーん!
何してるんですー?」
坂下で愛菜が呼んでいた。
今日の服装は白いワンピースに大きめの麦わら帽子。
可愛い。本当に天使のようだ…
「恭也くん。」
「わっぁ!!
びっくりした…
拓翔くん驚かすなよ」
真後ろに立って耳元で僕を呼んだ拓翔くん。
「いや、顔が緩いなって思って」
僕はまた驚いた。
顔が緩いなんてそんなに言われないからな。
深呼吸して、愛菜の元へ向かった。