僕の妻は理解不能
愛菜とはるちゃんはお昼過ぎまで
ずっとはしゃいでいた。
風車に登ったり、たまに僕を読んで写真を撮ったり
太陽とひまわりと少女立ちが走る風景に
旅行の疲れが少しずつ出てきているのを感じた。
そろそろ帰ろうかと
ひまわり畑の出口付近のアイスクリーム屋さんに寄った。
アイスを食べながら
隣で携帯を出す愛菜
「恭也さん、撮りましょ。」
携帯の画面を見て驚いた。
すごい老けている僕と
天使のように可愛い愛菜がいた。
おじさんになったなぁ…と少し悲しくなった。
「はい、チーズ!」
ーーーーーーーーーー
僕達の一年記念日の旅行は無事終わり
旅行の最後に撮った写真は
玄関に飾られている。
今日からまた仕事だ。
愛菜は疲れてまだ寝ていた。
「行ってきます」
僕は旅行のいい疲れを残しつつ
お土産を片手に持ち
会社へ向かった。