僕の妻は理解不能
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というわけで…
僕達は動物園に来た。
それよりも…
「恭也さん!順路があるみたいですよ!
その通りに行って全部見ましょう!」
「そうだね。」
愛菜の格好が…
可愛い////
ふわっとした少し短めのワンピースに
三つ編みと麦わら帽子…
愛菜から視線を逸らすと
周りの男共はチラチラと愛菜を見ながら
コソコソ話している。
きっと、隣にいるヤツ誰?とか
可愛いなぁとかだろうな。
まずい。
こうなったら…
「愛菜、人多いから僕の腕に捕まって。」
「はいっ!わかりました!!」
ギュッーーー
これで、大丈…
「愛菜、両手でそんなガッチリ掴まなくても…
」
「恭也さんが捕まってって言うから…」
「いや、片手で…
ほら、腕組んでるみたいにさっ!」
「お!なるほど!」
よし、これで恋人だと思われるな!
少し後から声が聞こえた。
どーせ可愛いとかだろう。
愛菜は可愛いからなぁ…
「あの子、援交じゃないよね?
警察呼ぶ?」
愛菜の心配より自分の心配をしだした
恭也であった。