僕の妻は理解不能

♡2



ダイニングに座り
朝食を食べ始めた。

結婚して3ヶ月ほど立つが毎朝目の前にいる天使に慣れない。

今日も愛菜は可愛い。



「恭也さん、帰りは何時頃になりますか?」

「んー多分いつも通り7時くらいかなー」

「分かりました!
今日は冷えるのでシチューにしますね」

「でも、残業あるかもしれないから…」

「え?…」


まずい。

愛菜は飲んでいたコーヒーをそっと置き
下を向き黙ってしまった。


「愛菜?」

顔を上げると涙ぐんでいた。

「わ、わかった!!
今日は絶対に早く帰ってくるからね!!」


そう言うとパァと表情が明るくなる。

全くずるいよ。

いつも振り回されてしまう。
この僕が…

ほんとに僕の妻は理解できない。


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