僕の妻は理解不能
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僕の会社は駅から徒歩10分ほどの
大きなビルだ。
通勤は別に苦ではない。
大学に比べたら慣れたものだった。
大学はお金がなく田舎の実家から通い
通学で1時間半。遠すぎて疲れてしまう。
でも、今は通勤時間は20分程度。
そして、結婚してからの決まりがある。
「お、デスクについて奥さんにメールかい?」
同僚にちょっかいをだされた。
愛菜は心配性でもあり、寂しがり屋でもあるから
連絡をいれなければならない。
このくらい、全然面倒ではない。
「国分、それめんどくさくないの?」
僕ははなでわらい
高らかにこう言った。
「お前の妻はどうかしらないが、僕の妻の愛菜は可愛すぎるから何でも許せる!!」
「はぁー
また惚気かよ!!」
これが朝の日課。