僕の妻は理解不能
高層ビルが多く立つ都会から
少し新幹線でマイナスイオンたっぷりの観光地に向かう。
新幹線は二人席の前席を後ろ向きにして
4人で向かい合うように座った。
駅で買ったお弁当を
席で食べたり、4人でトランプをしたり
ずっと、おしゃべりしていたり
愛菜とはるちゃんは同じような性格だから
本当に見てて飽きなかった。
「お、そろそろ着くよ!
水族館なんていつぶりだよー」
「僕も高校生の時以来かなー」
「愛菜と私は高校の時修学旅行で
沖縄の美ら海水族館に行ったよ!」
「そうだね!
あれから、4年くらい経つのかな?」
「そうだねー
早いなぁ…」
高校からまだ4年しか経ってないのか!
そこに驚いていると
前に座っていた拓翔くんがこっそり話しかけた。
「ほんとに年取るって怖いよな。」
僕は大きく頷いた。
新幹線を降りて、駅を出ると
水族館行きのバスがあったので僕達はそれに乗り、水族館に向かった。