僕の妻は理解不能
僕達は一通り展示を見終わり
イルカショーの客席に座った。
「楽しみね!」
「はるちゃん、イルカ好きだもんね!」
イルカショーは背景に海が見えて
とても広々とした空間だった。
プールを180度囲むように並んでいる席は
どこからでも同じような見え方ができる作りで
とても、手が込んでるなと思った。
頭がムシムシして来たらしく
愛菜はメンダコの帽子をいつの間にか撮って
はるちゃんと携帯で写真を撮っていた。
SNSに載せるのだろう。
とても、楽しそうにしていた。
「じゃあ、俺ジュース買ってくる」
「あ、拓翔くん
僕も行くよ。」
僕と拓翔くんは階段になっている
客席を上り近くにある自販機へ向かった。