僕の妻は理解不能
♡3 *春奈と拓翔*
オレンジジュースを2つと
お茶を2つ。
拓翔くんのお金を入れるスピードが早くて
奢ってもらってしまった。
そういえば…
気になっていたことを僕は聞いた。
「拓翔くん、下調べしたの?」
拓翔くんは驚いたと思ったら
悔しがった。
「やっぱり、恭也くんにはバレるか…
俺、ここに来たことあるんだよね。
元カノ?と…」
「なるほどね」
確かに、はるちゃんがそれを聞いたら
不機嫌になりそう。
不倫の可能性だけで
あたふたとしていたから。
「春奈とは運命だと思ってるんだ。
実は2年前に母さんが病死したんだ。」
買った飲み物を
持って、席には戻らず
一番後ろの客席の後にある柵によっかかっていた。
拓翔くんははるちゃんとの出会いを
語り始めた。